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住まいとお金の知っ得情報  第5回

豊かさとは何か?・・・自助努力が必要な時代

 早いもので、2008年も1ヶ月が過ぎてしまいました。新年早々、世界中ではサブプライムローン問題で金融・経済に悪影響が出てきました。日本でも1月には株価の下落が続き、昨年末に比べて10~15%程度下がってしまいました。また、円=米ドルの為替の動きも年末は1ドル=113円程度だったものが、1ドル=107円くらいまで円高になってしまいました。金融だけでなく、実体経済について見てみると、小麦粉などを原料とするパンやパスタ、そして食用油の値上げなどが発表されています。さらに、原油高によるガソリン代や灯油代の負担はこの冬の家計に重くのしかかってきます。専門家の間でも、世界的に景気の後退を心配する人が増えてきています。

 ところで、勉強会等を通じて、皆様の資産を守るための啓蒙や投資教育をしていますが、その時に皆様に必ず問いかけることがあります。それは「何のために投資をしたり、保険に加入したりするのですか?」ということです。人それぞれ、目的はいろいろあると思います。投資について言えば、「お金を殖やしたい」という目的を否定するつもりはありませんが、私は「豊かになりたい」、「豊かな暮らしをしたい」ということだと考えています。「豊かさ」とは金銭的、物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも当然ながら含まれています。例えば、退職後にどういう暮らしをしたいかを考えてみましょう。都会に住めば、友人との交流、スポーツ観戦や美術、演劇などの鑑賞等には大変便利です。一方、都会を離れて、自然の中で土いじりをしながら、ゆったりとした時間を費やすのも豊かさの一つです。つまり皆様の価値観に基づいて「豊かさ」を考え、その実現に向けて「自助努力」をしていく必要があるのです。そして、投資は皆様の考える「豊かさ」を実現するための「手段」の一つです。決して「投資」そのものが目的ではありません。また「投資」はお金に限ったことではありません。「健康」、「友人関係」、「自己啓発」などに投資することも大切です。年齢を重ねていった時に、心身共に健康を維持し、良い友人関係を築きあげておくことは「豊かさ」の一つだと思います。

 冒頭にも書きましたが、この一ヶ月で世の中の様子や雰囲気も変わってきました。しかしながら、いろいろな世の中の変化に対して、私たちができることは何でしょうか?毎日の生活に対しては、暖房の温度を低めにしたり、余計な物を買い控えたりして、些細な抵抗や対策を講じることはできるかもしれません。しかし将来に対しては、皆様の考える「豊かさ」を実現するために、時間を味方につけて、皆様の出来ることを今から準備を始めることだと思います。これからは自分のことを、他人や会社や国に任せるのではなく、ご自身の責任で「自分ができることは何か」を是非深く考えてみてください。

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太田治彦プロフィール
昭和36年8月生 東京都出身
家族:妻、子供3人、平成10年の10月より札幌に在住
好きな言葉:Control What You Can Control~「自分が出来ることをしましょう」~
昭和59年4月にメガバンクへ入行し、東京都内の支店6ヶ店及び札幌支店を歴任。その後、外資系証券会社勤務を経て、平成14年6月に独立系のファイナンシャルアドバイザーとして個人として独立。中立的な立場でお客様の考え方に合った資産運用、管理等のアドバイスや具体的な金融商品の提案並びに販売を始める。その他、セミナーやミニ勉強会等も開催(投資教育など)。


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